マスク社会のこれから

コロナ禍も2年が過ぎ、一向に減らない患者数ではありますが、マスク社会の賛否の話題が聞こえてくるようになりました。
始まった当初は、こんなにも長い間、マスクがドレスコード並みに標準装着になるとは思っていませんでした。

今はまだ、マスクをしていない人が指摘される世の中です。 それが国の方針で、マスク不要となった場合、今度はマスクをしている人が「まだマスクをしているのか!」と罵倒されるようになるのを懸念しています。
なぜならば、私はコロナ以前からマスク常用者だったからです。そう言いましても、日常生活で、毎日使用していたわけではありません。 喉が弱いために、保湿目的で必要に応じて使っていました。
長距離移動の際の電車や飛行機は乾燥します。外出先のエアコンなどの空調も風が強いと喉が痛くなることがあります。それらから喉を守るために、常にカバンの中にマスクを持ち歩き、いつでも使えるようにしてきました。
私にとって、マスクは日常必需品です。

世の中の方針が変わったとしても、マスクをつけ続ける人は、私以外にもいるはずです。
職業的に、医療関係者、飲食店の調理をされている方などは、マスクを以前からしていたはずです。
市販されているマスクとは違って、専門的な仕様のものを使っているのではないでしょうか。

また、マスクとは別ですが、登場したばかりの時は物々しかったけれど、今ではすっかり見慣れたアクリル板。 こちらも、金融機関やタクシーの車内など、以前から当たり前にあったものです。コロナ禍が終わったとしても、続いていくものでしょう。

感染症対策として推奨されてきたマスクの着用を、素直に受け入れた日本国民。しかし、世は移り変わっていきます。 やがて、マスク不要と呼びかけが起きるでしょう。 そうなった時に、今度はそれでもなおマスクをしている人を、叩くような社会にはなって欲しくありません。

夏も近づいているのですから、息苦しい時にはマスクは外すべきでしょう。倒れてしまってからでは遅いのです。健康を守るためのマスクですが、それでは本末転倒です。
臨機応変に、対応できる世の中と、考えを持っていたいものです。

私の知り合いのラジオMCの方も、コロナ禍以前も常日頃からマスクをされていました。声を使うお仕事の人は、喉を大事にするために、マスクは欠かせないもののようです。 おそらく、その方も私と同じように、世の中の方針が変わっても、マスクを使い続けるでしょう。

世の中の方針が変わっても、マスクを使い続ける私に、何か物申すのはご遠慮いただきたい。 一方で、マスクをしていない人に、私は何も言うつもりはありません。それぞれの考えや、体調などの事情を尊重したいです。(例えば、咳やくしゃみなど、一般的にかぜ症状のある人には、着用してもらいたいですが。)

マスクを不要とする人、必要とする人、時が経ってもそれぞれが生きやすい世の中であることを心から願います。

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